ゆる看護師のブログ

看護師5年生です。主に看護師のことや専門知識、はたまたアラサー女子の日々のこと等をゆるく綴っていきます。雑記ブログです。

コロナウイルスにおける病院の影響は?

こんにちは。

コロナウイルス、騒がれていますね。

以前当ブログでもコロナウイルスについて書きましたが、やはり流行は食いとどめられない現状です。

 

www.nuntyo.info

 

トイレットペーパーや、ティッシュにまで影響がいくとは思いもしませんでしたが・・・。

さてさて、病院勤めの筆者ですが、筆者が勤めている病院ではコロナに感染した患者様を受け入れる指定病院にはなっていません。

そのため、感染者と直接かかわるということはないのですが、今回のコロナ騒動では、そんな病院でも大ダメージを受けていると思います。

そこで今日は、病院勤めの筆者が感じたコロナウイルスにおける病院の影響を書いていきたいと思います。

 

1、マスクが未だにない!

まずこれは、どこの病院でも感じていることなのではないでしょうか。

現在全く無い、といったほどではないのですが、本当に減っています。

おかげで、1日1枚制度が定められ、マスクの使用が限られています。病院によっては、1週間に1枚という、無理難題を押し付けられている現場もあるそうです。

そんなにマスクって変えないでしょ、思っている方もいらっしゃると思いますが、看護師の仕事をしているとマスクってすごい消費するんです。

なぜなら、ケアの際に汚れるからです。

看護師の仕事は3Kと呼ばれています。汚い、きつい、危険というものです。

汚い、ということからわかるように、看護ケアの中で汚い仕事って多いんです。例えばおむつ交換・痰の吸引といったところでしょうか。そのほかにも、血液汚染するものなど等・・・。具体的に書きすぎると、気分を害する方もいらっしゃると思いますので、あまり詳しくは書きません。

上に挙げたもののようなケアに入る際、マスクや手袋などの防護品は必要不可欠です

筆者的には、そのようなケアに入るたびにマスクを変更したいところなのですが、現在それができない状態であります。

目に見えない汚染をそのまま1日中身に着けていると思うと、防護も何もないんじゃないかと思えてきます。

筆者は1枚は絶対無理と考え、自宅から持参していますが、それがいつまでもつのかもわかりません。

筆者宅のマスクが底尽きる前に、マスクの供給が増えることを祈るばかりです。

2、消毒液や手洗い石鹸もない!

最近になって、消毒液や石鹸も枯渇してきました。

消毒液も現在病棟にあるストックが尽きたら、いつ入ってくるかわからない状況です。

病院の入り口に置いてある、消毒液も従来のものが入荷できなくなってしまったため、別のものを使用しております。

また、石鹸に関しては、病院で使用しているものが入荷できなくなったため、スタッフに「石鹸を見つけたら買ってきてほしい」という通達が出るほどでした。

そのせいあってか、今後1か月分の石鹸は確保することができましたが、この先どうなるのかわからない状況です。

先に書いた通り、看護師の仕事は汚いこと、危険なことがいっぱいです。

病院内では、コロナウイルスのほかにも、様々な菌やウイルスを保菌している患者さんがいます。

その感染症を病棟内で広めないためにも、看護師の衛生管理が必要不可欠となっていますが、現在その衛生管理が揺らいでいる状況にあります。

コロナウイルスの影響によって、病院内で別の感染症が蔓延してしまっては、元も子もありません。

そんな地獄絵図のような状態にならないよう、病院側も必死です。

3、コロナウイルス感染者を受け入れないとは言っても・・・。

コロナウイルス感染者を入院させる病院は指定病院のみです。

筆者の病院では、受け入れてはいませんが、もしかしたら感染しているかもしれない方も外来でたくさん来ているそうです。

発熱・咳や鼻水などの症状がある方や、肺炎と診断される方は年がら年中います。

そんな方の受診をすべてお断りしていては、病院の経営は破たんしてしまいます。

実際、検査キットが病院にはありませんので、診断することはできませんが、そのような外来患者さんの中で、コロナウイルスに感染している方がいないともわかりません。

コロナウイルス感染者を受け入れていないとはいっても、実際のところ、可能性がある方が多く出入りしている場所(=病院)であることには変わりありません。

4、患者さんへの影響は?

実は医療従事者だけでなく、患者さんへも影響が出ています。

それは、面会・外出制限です。

私の勤める病院では、先日面会制限がなされました。

衣類等の受け渡しは、スタッフを介して行い、どうしてもという場合はマスクをつけている方のみ、一目見る程度の面会は可としています。

これって、患者さんにとってはすごくストレスだと思います

現状を知っている患者さんは、致し方ないと納得してくれる方もいます。しかし、認知症等を患っており、現状の把握が困難な方や記憶力の低下がみられる方には、中々納得できないこともあります。

また、ご家族の方からしても、いつも様子を見に来ているのに、できなくなっては不安な気持ちも大きくなってしまうと思います。

この処置は、感染拡大予防という面ではいい対処だったのではないかと思います。

しかし、実際に我慢を強いられている方もいることは間違いない事実です。

看護師は、そのような方の心のケアもしつつ、早く解除されることを祈るしかありません。

さいごに

コロナウイルスにおける、医療従事者や患者さんへの影響を書いていきました。

病院によっては、もっと大変な思いをされている方もいると思います。

一日も早く、感染が終息するのを願っています。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。