看護師の給料事情
こんばんは。
看護師の給料って、一般的に高給だと言われていること多いと思います。
「看護師ってことはお金もらってるんでしょ?」って言われることが、看護師になってから多々ありました。
そこで、本日は、看護師の給料事情について話していきたいと思います!
1看護師の給料は多い?
看護師の平均年収は約480万円と言われています。(平均年齢39.3歳)
日本人の平均年収は約441万円(平成30年における国税庁の実態調査による)となっているため、これだけ見ても看護師の給料は少し高めということがわかります。
2給料の内訳
看護師の給料は主に、
基本給+資格給+夜勤手当+諸手当
で構成されています。
ここで注目していただきたいのが、夜勤手当です。病院によってけっこう差がありますが、夜勤一回に対して手当てがつきます。
この夜勤手当こそが、看護師の給料を上げる原因となっているといっても過言ではありません!
筆者の勤める病院では、夜勤手当が一回16000円つきます。これは結構高い方だと思います。一か月の夜勤回数は月によって変わりますが、平均5回前後は夜勤に入っているので、16000×5=80000円は夜勤手当で賄っているということになります。
3夜勤をやっていない場合
さて、ここまでは夜勤をやっていた場合の給料を紹介しましたが、夜勤をやっていない看護師も大勢います。筆者も一年目の最初や、転職したばかりの時は夜勤をやっていませんでした。
夜勤をやらない場合、正直給料はとっても下がります。
具体的に説明します。
上記した看護師の平均年収の月収は480万円。
そのうちわけとして、平均月収33万円×12か月+平均ボーナス82万円となっています。この平均年収は、夜勤込と考えると仮定すると、
平均月収33万円から夜勤分の8万円をひいて、月収25万円となります。
これだけ見ると、そこまで給料的に高いものではないと感じていただけると思います。(低いとも言えませんが・・・。)
4給与はあんまり上がらない
ここまで平均的な給与について話していましたが、今度は給与の上がり方について話していきます。
正直、看護師って長く勤めようと勤めなかろうと、給与はほとんど変化しません。少しは勤続年数や能力によって基本給が上がるってこともあるでしょうが、微々たるものです。
しかも、生活の変化によって、日勤のみの勤務形態に変わったりすると、給与が下がることもざらにあります。
勤続年数が自分より何年も上の先輩ナースが、夜勤をやっていないために自分より全然給料もらっていないという事実もよく聞きます。そして、日勤のみの勤務体系って、大体常勤扱いされないことも多いです。パート扱いになるため、ボーナスがもらえず、さらに給与は下がります。
師長クラスや認定看護師ともなれば、話が変わってきますが、一スタッフとして働いていくことを考えると、給与的にはあまり変化がないのが実情です。
夜勤を一生続けていくことができればいいのですが、実際問題、看護師の仕事は体力勝負です。
20代の筆者でさえ、つらく感じる夜勤を、今後何十年も続けていけるとも考えられません。※50代でバリバリ夜勤やっている方もたくさんいます。筆者的には、という意味です。
この、給与の増加が少ないことも、看護師の離職率が多い原因となっているのではないのかなと思います。
5給与が安定していることは確か
とはいっても、給与的に安定していることは確かです。
しかも、人間が生きていくには病院は避けては通れません。病院がなくなるなんてことはまずないので、看護師の需要はいつまでもあり続けるということになります。
なので、職に困ることはまずないということも強みにはなっていくと思います。
しかし、看護師の仕事には年齢や体力的に限界もあるということも念頭に置き、今後のことも考えながら看護師を続けていく必要があると思います。
6まとめ
看護師の給与は、平均的には高いと思いますが、正直手当てがあってこそです。
手当てが無くなったり、勤務形態を変更したりすることで、がくっと減額なんていうことはざらにあります。
その反面、職に困らないという利点はあるため、看護師になるメリットもあると思います。将来を見据えて、スキルアップ等の何らかの手段を講じながら続けていく必要があると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。